アメリカで郵便物を転送する3つの簡単な方法

長期に渡って旅行したり、赴任などの仕事の都合で海外へ居住地を移す場合、やっておくべき重要な準備の1つに郵便物の受け取り手配があります。

同様に、アメリカに長い期間住んでから、日本に戻る、または他国に引っ越すとなった際、手紙や文書などの重要な郵便物をどうやって受け取るか悩んでいる方が、多くいるのではないでしょうか。

そんな方々の問題を解決する、国際郵便転送サービスをご紹介します。

国際郵便転送サービスを利用すれば、アメリカ国内の住所に届いた郵便物を海外の自分の住所まで転送したり、転送する前に郵便物の内容を知ることができます。

アメリカでの元赴任者や長期旅行者に人気の国際郵便転送サービス。

その知って得する国際郵便転送サービスについてや、その他の方法について説明します。

 

国際郵便転送サービスの利用を開始する前に

郵便物の転送手配をする前にまず最初にするべきことは、いま受け取っている郵便物をできるだけ電子化することです。

銀行の明細書や請求書などは、紙で受け取るのをやめて、代わりにスマートフォンやパソコンでアクセスできるように設定します。

ほとんどの場合、ご自身のアカウントから設定変更可能ですので、確認してみてください。

出発までまだ時間に余裕があるなら、興味のない印刷物の受け取りを各々止めるという方法も確実です。

不要な郵便物を送りつけてくる各販売元に電話をかけて郵送を停止してもらうのが一番効果的です。

面倒で退屈なプロセスですが、最終的には効果を見ることができます。

受け取る郵便物を大幅に減らしたら、次は残りの必要な郵便物を転送する方法について考えましょう。

 

アメリカ住所に届いた郵便物を日本などの国外に転送する方法

長期旅行中に、または別の国に住んでいるときに郵便物を受け取るには、いくつかの方法があります。

それぞれに利点と欠点があるので、ご自身の状況に合うオプションを選択してください。

 

1.友達や家族に転送してもらう

こちらの方法は、外部サービスに頼る必要がありません。

長期でアメリカに住んでいた場合、多くの方は、友人や家族の協力を得て、郵便物の転送先として住所を登録し、改めて転送を依頼しています。

これは、依頼者にとっては一番楽な解決策ですが、必ずしも最良策というわけではありません。

外部サービスを利用しないので最も安価なオプションですが、他人に頼らなくてはなりません。

最初のうちはマメに発送してくれるかもしれませんが、やがて手配に時間がかかったり、重要な書類を見逃したり、転送し忘れたりする場合が出てくる可能性もあります。

依頼している分、トラブルが起こった時にストレートに注文を出せないのも難点です。

郵便物の重要性や緊急性などの判断を友人家族に委ねる必要があるかもしれません。

時には、郵便物の中身を開けて確認してもらう場合もあるでしょう。

ご自分のクレジットカードの請求書や大事な金融書類が、他人の目に触れても平気ですか?

 

2.郵便物転送サービスを利用する

2つ目の方法は『郵便物転送サービス』です。

サービスの内容は、提供するサービス会社によって多少異なります。

一部のサービス業者は、受け取った郵便物を単純に大きな箱にまとめて入れて、定期的に依頼されたアメリカ国外の住所へ転送します。

参照:『郵便物転送サービスご利用方法』

送られてきた郵便物すべてをご自分で確認できる素晴らしいサービスですが、郵便物が大量の場合は、重量と値段が必要以上に上がる恐れがあります。

他には、郵便物が届いたことをメールで通知したり、郵便物の封筒の写真をスキャンしてメールで送信してくれるサービスなどもあります。

送られてきた画像で郵便物を確認した後に、必要と判断した物については転送のリクエストを出したり、いらないものは破棄してもらうなどの選択ができます。

必要ないと判断された郵便物は、シュレッダーに掛けてから破棄(リサイクル)されます。

 

3.郵便物スキャンサービスを利用する

郵便物を現物で受け取る必要がない場合、あるいは頻繁に移動・旅行をする理由から物理的な住所で郵便物を受け取れない場合は、届いた郵便物をすべてスキャンしてくれるサービスが最適です。

一つ一つ開封して、全ページをスキャンしてメールで送信してくれるので、郵便物が手元に届くのを待つ必要がなく、中身が読めるのです。

参照:Virtual Mailbox Services for Americans Living Abroad and Why You Should Have One(英文)

署名など、物理的な対応が必要な郵便物が多くない方には、スキャンサービスが最も適した選択かもしれません。

移動が多い国外居住者やデジタルノマドの多くは、スキャンサービスが自分たちの生活スタイルに合ったソリューションだと感じています。

オパスでは、スキャンした画像は会員のアカウントにアップロードされる『写真撮影サービス』*を提供しています。

スキャン完了の通知が送られたら、アカウントにログインして画像を確認できます。

必ず、スキャンを希望されるページを備考欄に記入してください。

時間と経費を最小限に抑えて効率的に郵便物を分別できる方法です。

スキャンサービスを利用することで、物理的に転送するよりはるかに早く郵便物を読むことが可能です。

クレジットカード、デビットカード、ギフトカード、小切手、身分証明書などの重要書類はスキャンリクエストは承れません。また発送の際には、運送業者に制限がある場合がございます。予めご了承いただけますよう宜しくお願いいたします。

 

アメリカ住所に届いた郵便物を日本などの国外に転送するオプション3つをご紹介しました。

長期の海外旅行や国外生活に伴う心配のタネが一つでも減ったなら幸いです。

日々進化しているテクノロジーとサービスのおかげで、数多くの人が簡単かつ安全に、郵便物にアクセスできるようになりました。

もし、アメリカで長期に渡って暮らした後に日本や他国に引っ越す場合は、郵便物の転送サービスがもたらすメリットをぜひご活用ください。

海外で利用できる安全でストレスフリーの郵便物転送サービスに興味がある方、質問がある方は、『お客様相談窓口』まで日本語でご連絡ください。