転送サービスにおいて、荷物の配達を受け持つ運送会社はとても重要な役割を占めています。毎日何千個、何万個という荷物を扱っているため、時には荷物の紛失・誤配などという問題が起きることも少なくありません。
荷物の転送サービス業者として、オパスはお客様に迷惑がかからないよう日々努めていますが、アメリカ店舗からオパスまでの商品到達がUSPS(U.S. Postal Service, アメリカ合衆国の郵便公社)である場合、同じような問題が高頻度で発生しているのが現状です。
例を挙げると、eBayをご利用して購入されたお客様の商品は、アメリカ国内配送がUSPSとなっていることが多いため、問題に直面する場合が多々あるのです。
今回は、転送サービス業者全般が抱えているUSPSの問題を解説し、オパスがどのように対応しているかを説明しようと思います。
今後起こるかもしれない問題への状況理解や、今まで直面してきた内容把握にも役立ちますので、理解を深めていただけると、より安心して個人輸入を楽しむことが出来ると思います。
USPSの問題
オパスが倉庫で荷物を受け取るまでの間に発生しやすいUSPSを介しての問題は、大きく分けて以下の3つにカテゴリーに分けられます。
商品到着の遅延
度重なるUSPSのポリシーや発送方法の変更に伴い、USPSで送られた荷物の到着に遅延が生じることがあります。
USPSからの荷物がオパスに届かない日もあります。そのような場合、翌日になって2倍程の荷物が届くこともあります。
現在、ポートランドに限って言うと、USPSは毎週火曜日はどの荷物転送業者にも荷物の仕分けを行わず、配送しないというポリシーが定まっています。
誤配
残念なことに荷物が必ずしも正しい住所へと配達されるわけではありません。USPSの仕分け施設内のミスにより、荷物が間違った住所や他の転送サービス業者に送られてしまう誤配という問題があります。
オパスでは、まずUSPSが誤配した荷物をウェッブ上で追跡します。その後、近隣の荷物転送業者に連絡し、誤配された荷物を受け取っていないかどうかを確認して荷物の場所を確定します。
このように、オパスではUSPSが誤配したと思われる荷物については、追跡情報と共に近隣の荷物転送会社に問合せをしています。よって、USPSの誤配問題により、余計な時間が無駄に過ぎてしまう場合もあるのです。
追跡情報には配達済みと表示されているのに、荷物が届いていない
USPSが転送業者に荷物を配達したとマークしても、それは仕分けを完了したという意味です。USPSの追跡情報は、荷物が最寄りの配送センターに到着した時点で「配達完了」と表示されるシステムとなっています。
このようなシステムとなっている理由には、転送業者へ送る荷物のボリュームが非常に多いため、配達時に各荷物をスキャンすることができないとUSPSが判断したためです。
この決定に基づき、最終的な荷物追跡のスキャンは、USPSが最後に仕分けを行った際に行われます。
よって、この時点でUSPSは荷物の配達済みとしていますが、荷物はまだ搬入口に移動され、配送車に積み込まれ、正しい転送業者に届けられるという工程が残っているのです。
このような実情から、追跡記録に「配達完了」と表示された荷物でも、実際にオパスに届くまでには数日かかっているのです。
オパスでの取り組み
このような問題に対応するため、オパスでは様々な取り組みを実践しています。
その一つとして、他社との連携が挙げられます。通常であれば競合他社ですが、同じ地域の他の荷物転送サービス業者と良い関係を築き、紛失した荷物についてすぐに問い合わせできるようにしています。
来るべき荷物が来ない場合、近隣のすべての会社にメッセージを送り、荷物の所在を確認するようにしています。
また、当社のカスタマーサポートチームは、お客様にも連絡を取って状況を説明し、不安な気持ちを払拭するよう努めながら荷物の所在を明らかにしています。(ごく一部のケースですが、荷物が遠方にあることもあり、オパス到着まで日数がかかる場合も稀にあるからです。)
このようなお客様に対するサポートやケアが、オパスが他の荷物転送サービス業者と一線を画しているポイントの一つです。
他にも、残念なことに、毎日のようにUSPSからオパス向けではない荷物が届いている問題も発生しています。
このようなオパスへの誤配があった場合、USPSに速やかに返却し、正しい住所へと再配達されるよう最善の努力をしています。
近年、コロナ禍での問題や政府の予算削減という内情により、USPSは多くの問題に直面しています。アメリカ国内配送でUSPSを利用される際には、上記のような問題が起こりうることをご理解ください。
オパスでは客様の大切なお荷物において、ご心配とご不安を少しでも軽減できるよう、できる限りのお手伝いさせていただいています。
それでも、やはりオパスに直接お尋ねされたい場合は、『お客様窓口』まで日本語でお気軽にご相談ください。
オパスは、いつでもお客様のそばに寄り添うサポートを心がけています。